良い年になりますように 初詣の参拝客でにぎわう 奄美市の高千穂神社

2023年01月04日

地域

初詣でそれぞれの願いを込めて手を合わせる参拝客=1日、奄美市名瀬

2023年を迎えた1日、奄美市名瀬の高千穂神社(黒木正和宮司)には多くの初詣客が訪れ、社殿に向かって長い列を作った。長引く新型コロナウイルス禍の中、多くの人がマスクを着用して参拝。人々は明るく良い年になることを願って手を合わせ、新たな年の幕開けを祝った。

 

同神社では新型コロナ感染拡大防止のためお神酒の配布は行わず、参拝客に手指の消毒とマスクの着用を呼び掛けた。年明け20分前ごろには友人や家族と一緒に初詣に訪れた人が続々と集まり、境内はたくさんの参拝客でにぎわった。

 

名瀬測候所によると、同日午前0時の同市名瀬の気温は15・1度。天気にも恵まれて澄んだ星空の下、参拝客らは健康祈願や家内安全などそれぞれの願いを込めて手を合わせた。

 

親子で参拝に訪れた奄美小5年の川路聡太君(11)は「今年は運動も勉強も頑張りたい」と意気込み、父の智浩さん(45)は「家族と一緒に外に出ていろいろなことをしたい。コロナが終わって日常に戻ることを願った」と話した。

 

黒木宮司は「旧年は大変な年だった。少しは良くなるよう、皆さんと一緒に平和と繁栄をお祈りしている」と語った。