青年団が音楽で景気づけ 瀬戸内町、元ちとせさんら出演

2022年03月15日

地域

勢いのあるパフォーマンスで盛り上がった音楽ライブ=12日、瀬戸内町古仁屋

瀬戸内町の古仁屋青年団(山倉竜馬団長)主催の音楽イベント「夕まずめ」が12日、同町古仁屋の海の駅緑地公園であった。元ちとせさんら奄美出身ミュージシャンと島外アーティストの計5組が出演。飲食ブースも設置された。老若男女約350人が来場し、会場は活気に包まれた。

 

イベント名は、夕方の魚が元気よく動き回るとされる時間帯が「夕まずめ」と呼ばれることから、新型コロナウイルス禍で多くのイベントが中止となる中、地元のミュージシャンを応援し、人々も元気にしたいとの思いで名付けた。最後の「め」の右上に付いている「。」は夕日を意味しているという。

 

実施に当たっては、夕日をイメージした会場設営で観客を楽しませるとともに、消毒や検温など、新型コロナウイルス感染対策を徹底した。

 

イベントは午後2時に開場し、同6時に開演。元ちとせさんが「ワダツミの木」や新曲「えにしありて」など計8曲を披露したほか、島外のアーティストらが勢いのあるヒップホップを歌い会場を盛り上げた。

 

飲食ブースでは、地元に店舗を持つカフェやレストランなどの屋台が並び、来場者はお祭り気分を楽しんでいた。奄美市名瀬から訪れた20代男性は「久々に人が集まる音楽イベントに参加できてうれしい」と話した。

 

山倉団長は「地域活性化につながるとてもいいイベントになった。今後も定期的に開催していければ」と語った。