食材などに役立てて 「子ども食堂」4団体へ寄付 奄美大島法人会
2022年01月25日
地域
奄美大島法人会(有村忠洋会長)は24日、島内で「子ども食堂」を展開している4団体に寄付金を贈った。奄美市名瀬の奄美大島商工会議所で贈呈式があり、団体の代表らは「自費でやっているので助かる」「これからも活動を継続したい」と感謝の言葉を述べた。
子ども食堂は、地域の子どもたちに無料または低額で食事を提供する取り組み。県内の法人会は社会貢献活動の一環で、2021年に「かごしまこども食堂・地域食堂ネットワーク」を通じて寄付を贈呈。今年は各法人会で寄付を贈る。
同日は「みらい子ども食堂」(奄美市名瀬)、「いきいき理風食堂」(同)、「くっかる食堂」(同)、「こどもたぬき食堂」(瀬戸内町古仁屋)に各3万円を贈った。各代表に目録を手渡した有村会長は「利用者の皆さんの食材などに役立てて」と激励した。
18年から月1回の活動を展開するこどもたぬき食堂は、コロナ禍で経営が厳しい地元の飲食店を支援しようと、弁当を発注して1個100円で販売する取り組みを行っている。
長井聡子代表(36)は「食堂を通して地域の人がつながり、子どもたちが安心して暮らせるように活動を続けたい」と話した。