1周年記念し、式典やパレード 天皇皇后両陛下の与論訪問
2018年11月13日
地域
昨年11月17日に天皇、皇后両陛下が与論島を初訪問されたのを記念したパレードと式典、祝賀会が11日、同町であった。町内の各種女性団体が実行委員会を組織して開催。島中が歓喜に包まれた当時の感動を思い起こし、町勢発展を祈念した。
過去に皇居での勤労奉仕に参加した与論町の住民有志でつくる「パナウルゆいまぁる会」や町商工会女性部、町生活研究グループ連絡協議会、JAあまみ与論女性部の主催。両陛下への感謝も込めて企画した。
午後4時に始まったパレードには地元の各団体のほか、与論に縁がある島外の「チンドン隊」なども参加。総勢220人が大島紬や振り袖、ユニークな仮装姿で、茶花の県道沿い約400㍍を練り歩いた。
沿道では多くの人が日本国旗の小旗を振りながら、パレードを見物。ゴール地点の役場旧庁舎前ではパレード参加者と見物人が入り交じっての総踊りもあった。
式典は砂美地来館で午後6時からあり、同奉仕団の龍野勝子団長は「両陛下のご来島で、伝統の与論十五夜踊、自然豊かな百合ケ浜など島の宝を世界に輝かせていただいた。私たちはあの日の喜び、感激を忘れてはならない」などとあいさつ。
山元宗町長は「島民が心を一つにして天皇、皇后両陛下をお迎えした昨年のあの日を思い起こした」と語り、民間による記念行事開催にお礼を述べた。
祝賀会は島唄やフラダンス、チンドンショーなどのプログラムで盛り上がった。