JAC機、滑走路を逸脱 奄美空港
2020年01月09日
地域
8日午前10時ごろ、奄美市笠利町の奄美空港で、喜界島発の日本エアコミューター(JAC)3830便ATR42型機が着陸後に滑走路を外れ、草地に進入して停止した。強風の影響とみられ、乗客乗員計21人にけがはなかった。機体を動かせず滑走路は閉鎖となり、同日中に奄美空港を発着する35便が欠航。多くの利用客らに不安と混乱が広がった。
JAC3830便に乗っていた30代男性は「着陸直前から風で機体は揺れていた。奄美空港へは両輪で着陸した様子で大きな衝撃はなかったが、徐々に横にそれていった。外を見ると消防車両などが来ていたので尋常ではないなと感じた。機内は比較的静かで、5分から10分ぐらいして、滑走路から横にそれたという機内アナウンスがあった。けがはありませんかという問い掛けはあったが、事故の具体的な説明はなかった」と話した。