全国高総文祭で奄美をアピール 実行委が安田市長を表敬 奄美市などで来年夏開催

2022年12月28日

地域

全国高総文祭へ向け意気込みを語る(左から)久保さんと桑原さん=27日、鹿児島県奄美市役所

鹿児島県内8市町を会場に来年夏開催される「第47回全国高校総合文化祭(2023かごしま総文)」の高校生実行委員らが27日、安田壮平奄美市長を表敬訪問した。奄美市は郷土芸能部門の会場となり、全国56校から約1600人が訪れる予定。実行委は「来年は奄美の日本復帰70周年に当たる年。世界自然遺産登録と合わせて奄美をアピールしたい」と意気込みを語った。

 

全国高総文祭は、全国の高校生が演劇や吹奏楽、美術・工芸、書道などの部門ごとに技を競う「文化部のインターハイ」といわれる芸術文化活動の祭典。各都道府県持ち回りで行われ、鹿児島県での開催は初めて。例年国内外の高校生約2万人が参加し、一般約10万人が来場するという。

 

奄美会場では、奄美高校郷土芸能部の生徒が実行委員として大会開催へ準備を進めている。奄美市役所を訪れた同校3年の久保ひかり実行委員長(18)と桑原諒次期委員長(17)は「全国から訪れる高校生や保護者、関係者の皆さんに奄美を好きになってもらえるよう一生懸命おもてなししたい」「全国の文化芸能が一堂に会する貴重な機会を楽しみにしていてほしい」と話した。

 

安田市長は「市としてしっかり応援させていただきます。奄美の文化もぜひPRしてください」と激励した。

 

全国高総文祭・かごしま総文の開催日程は来年7月29日~8月4日。奄美会場で行われる郷土芸能部門は7月30日~8月1日。