帰省ラッシュ、きょうピーク 年末年始に3年ぶり行動制限なし 奄美空港

2022年12月29日

地域

親族を出迎える住民ら=28日、奄美市笠利町

年末年始を故郷で過ごす人の帰省ラッシュが始まった。奄美大島の空の玄関口である奄美空港(奄美市笠利町)では28日、大きなかばんやスーツケースを携えた家族連れらで混雑した。新型コロナ対策の行動制限がない年越しは3年ぶり。混雑のピークは、下りが29日、上りが3日になる見通し。

 

大都市圏からの便が到着し始める正午前後、到着ロビーには帰省客を出迎える住民らの姿があった。大阪便で帰ってくる息子を待っていた神田千鶴子さん(62)=奄美市=は「今年は家族水入らずで過ごす予定。奄美でまだ知らない所も多いので、民泊を借りて、この機に足を延ばしたい」と話した。

 

祖母の出迎えを受けた大和琉成くん(8)=大阪府=は「おじいちゃん、おばあちゃんに会えてうれしい。ゲームも持ってきたのでみんなでゆっくり家で遊ぶつもり」と笑顔で空港を後にした。

 

年末年始期間(28日~来年1月5日)における日本航空(JAL)グループの奄美群島発着路線の総予約率は21日時点、前年比97・9%の2万4315人。方面別では、関東方面の予約率が前年を大きく上回り、前年比7・2アップの80・6%となっている。

 

国内線全路線の予約率は、JALが70・9%、ピーチ・アビエーションが74・8%、スカイマークが77・3%で、航空各社ともコロナ前の水準まで回復すると予測されている。