島口・ことわざに親しむ 「方言の日」前にかるた大会 東城小中

2019年02月22日

子ども・教育

かるたを取り合い、島口に親しんだ児童たち=15日、東城小中学校

かるたを取り合い、島口に親しんだ児童たち=15日、東城小中学校

 2月18日は大島地区「方言の日」。奄美市住用町の東城小中学校(川上徹校長、児童生徒31人)は方言の日を前に15日、「奄美方言島口ことわざかるた大会」開催し、児童はかるた遊びを通して島口と、島のことわざに親しみました。

 

 大会は同校で2013年から続く恒例行事。NPO法人奄美島おこしプロジェクト(伊波興一郎理事長)が制作した「奄美方言島口ことわざかるた」を使い、学年別と紅白戦で札を取り合いました。

 

 5・6年の部でかるたを22枚取り、優勝した根本ひなこさん(12)は「『砂糖(さた)とぅ紬(のの)や島ぬ宝』ということわざが好き。勉強して多くの島口を知りたい」と話していました。

 

 同法人の伊波理事長(54)は「自分の世代が島口を使わないよう教えられて育ったこともあり、島口を話せる人は多くない。皆さんは島口をたくさん使って次世代に引き継いでいってほしい」と語り掛けていました。