防災アプリを導入 位置情報で避難をサポート 天城町

2022年04月22日

地域

天城町防災アプリの画面

【徳之島総局】天城町は1日から「天城町防災アプリ」を導入し運用を開始した。スマートフォンにインストールして設定を済ませると防災情報などが自動で配信される。位置情報を利用して近くの避難場所が分かる機能もあり、町担当者は「迅速な避難につながるのでスマホを持っている人はぜひインストールしてほしい」と利用を呼び掛けている。

 

防災アプリの導入は、徳之島3町では天城町が初めて。町が福岡市のソフトウェア企業に開発を委託した。アンドロイドとiOSどちらの環境でも利用可能で、無料でダウンロードできる。

 

主な機能として、町の発信する防災情報が自動で受け取れるほか、スマホの位置情報を利用して避難所の場所や危険区域が分かる「防災地図」や、近隣の自動体外式除細動器(AED)の設置場所が分かる機能、自身の現在地を知らせて救助を求める機能などがまとめられている。

 

町は従来の防災無線と合わせた活用を想定している。町担当者は「防災無線が聞こえない場所でも瞬時に情報が届くのが強み。津波が来た場合の状況を拡張現実(AR)で確かめられる機能もあるので、自宅や職場などが安全かどうか確認してみてほしい」と利用を勧めた。