「地域通訳案内士」の質向上へ 奄美市で研修実施

2024年01月09日

社会・経済 

参加者が各言語で個人発表を行った奄美大島会場の研修=7日、奄美市名瀬

2023年度奄美群島地域通訳案内士のスキルアップ研修が7日、奄美市名瀬の奄美会館であった。英語、中国語、韓国語に合わせて約20人が参加。通訳ガイドとしての心構えを学んだほか、各言語で奄美の自然について紹介した。

 

研修は、奄美群島広域事務組合が育成を進める「地域通訳案内士」の資格を持つ人が対象。事業を受託する沖縄県のチャイナゲートウェイ(金城文音代表取締役)が、奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部、与論島を会場に昨年11月から今年2月までの計画で参加者を募集した。ガイドの質の維持や技術向上が目的。

 

奄美大島会場では12月2日と23日に地元学と現場研修があり、自然写真家の常田守さんが講師を務めた。参加者らは世界自然遺産に登録された奄美の自然環境について学んだ後、奄美市住用町のマングローブや龍郷町の奄美自然観察の森を訪れ、草木や野鳥などを観察した。

 

1月7日にあった3回目の研修では、午前に危機管理研修、午後に各言語の最終試験が行われた。

 

危機管理研修では沖縄県で韓国語の通訳ガイドを務める竹内章祝さんが講義。観光客に対して事故や災害、危険生物などに関する注意喚起をしっかり行うことや、緊急時の対応の仕方などについて自身の体験談などを基に説明した。

 

最終試験では、参加者らがそれぞれの言語で奄美の自然をテーマに3~5分の個人発表。動植物を観察できる場所やお勧めのアクティビティ、奄美の固有種などについて、写真やイラストを使って紹介した。

 

受講したレイス佳奈さん(英語)は「(講義で)学んだ事例などを参考に、コミュニケーションを重視したガイドができたら」と意気込んだ。