「新川ふれあい食堂」をPR 奄高生がのぼり旗制作寄贈 奄美市名瀬
2022年07月11日
社会・経済
奄美市名瀬の県立奄美高校(田中耕一郎校長、生徒398人)家政科の生徒がこのほど、同校近くで活動する「新川ふれあい食堂」(加世田陽子代表)をPRするため、のぼり旗を制作した。同科の家庭クラブ活動の一環で、生徒16人が中心となり考案。10日、完成したのぼり旗3本を同食堂に寄贈した。
同科の生徒は毎年、同市名瀬を流れる新川に飾られるこいのぼりの制作に協力するなど地域活動に積極的に参加している。その活動に関連して、加世田代表がのぼり旗の制作を依頼。生徒らは6月中に制作し、食堂が開かれた10日に合わせて寄贈した。
この日寄贈したのぼり旗は、オレンジ色、黄色、水色の3種類。長方形の生地に、食堂の文字を切り取った布を手作業で縫い付けた。文字部分の生地は、文化祭のために制作したドレスの余りを使用したという。
家庭クラブの岩井あやや会長(3年)は「子どもたちの興味を引くように、明るく楽しい色使いを意識した。文字を縫うのに苦労したが、時間がかかっても丁寧な作業を心掛けた」と語った。
同食堂は、毎月第2日曜日に新川ふれあい館(同市名瀬)で開催している地域活性行事「ふれあいの日」に合わせ、多世代の住民を対象にした食堂を実施。高校生以上は1食100円、中学生以下は無料で食事を提供している。
加世田代表は「若者らしいビタミンカラーの色使いが新鮮でかわいい」と喜び、「今後もさまざまな世代と一緒に活動することを大事にしていきたい」と話した。