「甘くて香りが良い」 知事へパッションフルーツ贈呈 瀬戸内町

2024年06月20日

社会・経済 

鎌田愛人瀬戸内町長から贈呈されたパッションフルーツを試食する塩田康一知事(左)=19日、鹿児島市の県庁

瀬戸内町の鎌田愛人町長が19日、鹿児島市の県庁を訪れ、同町特産のパッションフルーツを塩田康一知事に贈呈した。塩田知事は「甘い。香りがとても良い」とその場で三つ分をぺろり。爽やかな初夏の味覚を楽しみ、同町のさらなる生産振興や販路拡大に期待を寄せた。

 

瀬戸内町のパッションフルーツは皇室献上品として知られ、爽やかな香りと高い糖度、ほどよい酸味が特徴。町は農家の育成制度や経営支援制度、県と連携した販路拡大などで生産振興に力を入れている。

 

町によると、今年は花芽の形成時期である2~4月の天候不順で、総生産量は前年に比べて若干減少の33・8トンの見込み。一方平均糖度は18度超えで出来は上々という。収穫は7月中旬ごろまで続く。

 

鎌田町長は「知事に食べてもらうことでPRになり、生産者の励みにもなる。町が誇るブランド果樹として発信していきたい」と語った。