いつもより安く、福袋も 商店街の新春「初商い」 奄美市名瀬
2023年01月04日
社会・経済
奄美市名瀬の中心商店街で2日、新春恒例の「初商い」があり、多くの買い物客らでにぎわった。いつもより早く営業を開始した各店は「福袋」を用意し、店頭の商品も割り引いた初売り価格で販売。通りは家族連れなどが盛んに行き交い、買い物を楽しむ姿が見られた。
大手チェーンの大型スーパーなど1日から営業する店もある中、地元の小規模店舗が集まる商店街では2日以降に初商いを行うケースも多い。同日は午前8時台から営業開始する店が目立ち、同9時を過ぎると周辺の有料駐車場も買い物客らの車で埋まった。
名瀬中央通りアーケード内の生活雑貨店「クレソン」も、いつもより2時間早い午前8時から営業し、多くの商品を割引価格で販売した。オーナーの里寛子さんは「今年もスタッフみんな健康に、お客さんにも楽しんでもらえるよう営業していきたい」と語った。
福袋を買い求める客側の姿も目立った。いくつもの紙袋を手にアーケードを歩いていた同市名瀬の伊津部小学校4年、沖野心陽さん(10)は父、妹とお店巡り。かわいいキャラクターグッズが手に入ったといい「うれしい。福袋は毎年の楽しみ」と笑顔で話した。