オートキャンプ場GWにオープンへ 再エネ、防災拠点兼ね 瀬戸内町西古見
2024年02月15日
社会・経済
瀬戸内町が西古見集落で整備を進めているオートキャンプ場は、今年のゴールデンウイークをめどに運用を開始する。14日にあった町議会臨時会で町側が明らかにした。3月中には工事完了を予定しており、宿泊や入浴のために必要な各種認可の取得を目指す。
オートキャンプ場は、車とともにテントを張って宿泊を楽しめるキャンプ場。西古見の施設は旧西古見小中学校跡地を活用し、サウナ付きの入浴施設やソーラーパネル付きの屋外炊事場を完備する。テントや寝袋、バーベキューセットはレンタルも可。一棟貸しを想定した宿泊棟も一棟設置する。
施設のコンセプトは、太陽光発電や風力発電を使用した再生エネルギーの実証実験の場。電気自動車を配備し、充電、試乗できるEVピットを設ける。
また、災害時にはこの電気自動車を蓄電池として活用し、最低限の生活インフラのある避難場所としての運用も目指す。
運営は西古見集落(21世帯24人)に委託予定。交流人口増による集落活性化も期待される。
町議会臨時会では、浴場や炊事場などの鉄骨工事の増加に伴う86万4千円の工事費を追加する西古見観光拠点施設整備事業(建築)請負変更契約締結議案を可決。契約の相手先は泰江組(瀬戸内町古仁屋)で、変更後の総額は1億1966万4千円。
また、浴場の換気系統工事費19万1千円の追加を盛り込んだ西古見観光拠点整備事業(機械設備)請負変更契約締結議案を可決。契約の相手先は伊東組(瀬戸内町古仁屋)で、変更後の総額は5981万1千円となっている。