タンカンシーズン到来 はさみ入れ式、奄美市で
2019年02月02日
社会・経済
JAあまみ大島事業本部主催の2018年産「奄美たんかんはさみ入れ式」は1日、奄美市住用町の松元果樹園であった。生産者と同事業本部や県大島支庁など関係者約50人が出席。鮮やかに色づいたタンカンにはさみを入れ、収穫シーズンの到来を祝った。
大島事業本部によると、今期産は豊作が見込まれていたが、昨年秋の台風24号襲来で玉落ちや枝枯れなどの被害があり、昨年とほぼ同量の約95㌧の共販にとどまる見込み。
はさみ入れ式で、同事業本部果樹部会の大海昌平部会長は「適期収穫を徹底し、産地形成を図っていこう」などと生産者に呼び掛けた。園主の松元修一さん(64)は「今後も工夫を重ね、さらにおいしいタンカンを作っていきたい」と抱負を語った。
奄美市の東美佐夫副市長と大島支庁農林水産部の福留哲朗部長らが祝辞を述べた後、松元さんや関係機関の代表らがはさみを入れ、たわわに実ったタンカンを手に笑顔を見せていた。
奄美大島選果場への受け入れは1日にスタート。14、15日には同選果場と奄美市農業研究センターで18年度の奄美群島タンカン品評会がある。