商議所新館が開所 経済活性化へ気持ち新た 奄美市

2023年09月02日

社会・経済 

奄美大島商工会議所の新会館ビル

奄美大島商工会議所(有村修一会頭)が昨年12月から整備を進めていた奄美市名瀬の商議所会館の新館ビルがこのほど完成し1日、現地で開所式があった。出席者はテープカットで新館ビルの完成を祝い、会員事業所支援拠点を活用した地域振興や経済活性化へ気持ちを新たにした。

 

商議所会館の建て替えは旧会館(1957年完成)の老朽化によるもの。

新会館は鉄筋コンクリート造2階建て。延床面積約274平方メートル。事務所や会議、研修などに活用する多目的室、相談室を備えた。旧館解体や新館建設を含めた総工費は1億5158万9千円。

 

建設に伴い同商議所は2021年12月から23年8月まで、同市名瀬の紬会館で業務を行っていた。新会館での業務は先月28日に開始した。

 

テープカットで完成を祝う商議所、建築関係者ら=1日、奄美市名瀬

開所式には商議所役員や会員事業所、建築関係者ら約30人が出席。テープカットを行い完成を祝った。

 

有村会頭は「厳しい予算の中で立派な建物を造っていただいた。1100超の会員のため、職員も心を新たに業務にまい進できる」と期待を寄せた。