奄美の特産品PR 東京で離島応援イベント
2018年05月25日
社会・経済
通信大手KDDI㈱主催の「離島応援マルシェ」が18日、KDDI本社のある東京・飯田橋ガーデンエアタワーであった。伊豆・小笠原諸島、淡路島、奄美群島の観光事業者らが出展。各地の特産品をタワー周辺の会社員や住民にPRした。
マルシェはフランス語で「市場」。奄美からは奄美群島観光物産協会が2年ぶりに出展した。奄美黒糖焼酎や黒糖、ゴマ菓子、かしゃ餅、新鮮なフルーツトマトなどを並べた。大島紬柄のマスキングテープや木工加工品などの家居用品や小物も展示した。
週末の金曜日ということもあり、黒糖焼酎は開始早々に売り切れる銘柄も出た。ブースで商品の説明に当たった観光物産協会の小野文香さんは「都心のオフィス街ということもあり、感度の高い来場者が多数見られた。食品では原材料や栽培方法にまで質問が及んだ。『おいしければいい』『安ければよい』といった需要以外にもマーケットがあることを実感した」と手応えを感じた様子。
KDDI総務部の鳥光健太郎サスティナビリティ室長は「離島地域の活性化につなげるる取り組みとして続けている。運営しているECサイト『しまものマルシェ』や全国2500のauショップを通じての物販に加え、『しまものラボ』と銘打ったITを活用しての商品販売や商品PRの基礎を学ぶ講座を開設し、消費者と生産者の声をマッチングさせるお手伝いをさせていただいている。これからも積極的に展開したい」と語った。