奄美は221人 県全体は3824人 新型コロナ

2022年08月31日

社会・経済 

 県と鹿児島市は30日、新たに3824人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。29日から導入した「みなし陽性(疑似症患者)」は県全体で66人だった。奄美群島在住の感染者は大和村を除く11市町村で計221人(10歳未満から90歳以上の男女)確認された。

 

県は爆発的な感染拡大で逼迫(ひっぱく)している医療機関の負担軽減を目的に、陽性者と同居する家族らに症状があった場合、検査を行わずに医師が診察のみで陽性か判断する「みなし陽性」を導入した。30日発表分から新たに新規感染者数に含まれた。

 

奄美在住の新規感染者は、奄美市51人、知名町35人、徳之島町30人、和泊町25人、天城町24人、伊仙町17人、龍郷町と与論町が各13人、喜界町6人、瀬戸内町4人、宇検村3人。

 

新規感染者が多かった県内自治体は鹿児島市1594人、薩摩川内市466人、霧島市216人、鹿屋市202人など。県外は19人だった。

 

年代別では10歳未満が644人で最多。次いで40代616人、30代547人、10代462人、20代412人、50代407人、60代363人、70代182人、80代130人、90歳以上61人の順に多かった。

 

感染者の累計は25万5869人。29日現在、医療機関に694人が入院し、1225人が宿泊療養、2万9842人が自宅療養している。重症者は11人で、酸素投与が必要な中等症者は107人。

 

また県は30日、感染者7人の死亡を公表し、死者の累計は420人となった。