島唄や県産食材を堪能 大島紬と鹿児島の食を楽しむ夕べ 鹿児島市
2018年03月15日
社会・経済
県産農林水産物や伝統工芸品の魅力をPRする「本場大島紬と鹿児島の食を楽しむ夕べ」(県特産品協会など主催)が12日夜、鹿児島市のホテルで開かれた。政財界関係者やきもの愛好家ら約190人が集まり、大島紬のファッションショーや地場産食材の料理を楽しんだ。
今年はNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の放送にちなみ、西郷隆盛をモチーフにした土産品を展示した。隆盛と妻・愛加那のひ孫に当たる陶芸家の隆文さんも特別ゲストでステージに上がった。
柴立鉄彦県議会議長は「和装離れを背景に大島紬を取り巻く状況は厳しいが、女性や若者の購買意欲が高まるような商品が求められている」とあいさつ。洋装の大島紬や新作に身を包んだモデルたちがランウェーを歩いた。
県本土在住の奄美出身者らでつくるNPO法人「ほこらしゃの風」と奄美市出身の唄者・中村瑞希さんが島唄を披露して盛り上げた。参加者は和牛やタンカンなど県産食材をふんだんに使ったコース料理に舌鼓を打った。