川畑さん(与論高)が最優秀賞 商品化で島の魅力発信へ 県のおいしいもの選手権

2022年11月17日

社会・経済 

① スイーツ部門で最優秀賞に輝き笑顔を見せる川畑さん=16日、鹿児島市

【鹿児島総局】県内の高校生らが地場産食材を活用して開発したオリジナルメニューのコンテスト「2022年度かごしまおいしいもの選手権」(県主催)は16日、鹿児島市のかごしま県民交流センターで最終審査会があり、スイーツ部門で川畑光麗さん(与論高校2年)の作品「ねっとり💛マーク海老芋アイス」が最優秀賞に輝いた。今後、県内企業の協力で商品化も検討されることから、川畑さんは「自分の作ったお菓子で与論の魅力を発信したい」と意気込んでいる。

 

同選手権は、県産の豊かな食材への県民の理解促進を図るのが目的で、今年で3回目。15校から95作品(総菜部門41作品、スイーツ部門54作品)の応募があり、書類審査を通過した各部門8作品が最終審査会に臨んだ。

 

審査委員長の後藤幹介県農政課長ら審査委員10人がプレゼンテーションと試食でオリジナル性や味、食感、見栄えなどを評価し、各部門で最優秀賞1作品、優秀賞3作品を選んだ。

 

川畑さんは与論島の食材を多く使い、サトイモの一種のエビイモ入りアイスクリームに島バナナのチップスや黒糖の黒蜜をトッピングして作品を仕上げた。お菓子作りが趣味という川畑さんは「最優秀賞に選ばれるとは思ってもみなかった。本当にうれしい。次はエビイモのチーズケーキを作ってみたい」と受賞を喜んだ。

 

引率した家庭科担当の猶木香奈教諭は「光麗さんの与論愛やインスピレーションが伝わる作品に仕上がったと思う。商品化に向けても頑張ってほしい」と語った。

川畑さんの作品