特産品で喜界島アピール 限定サイダーなど人気 福岡県博多駅でマルシェ
2023年06月04日
社会・経済
喜界島の特産品を販売する「喜界島マルシェ」が2日、福岡市博多駅構内の博多エキナカ・マイング広場で始まった。国内生産量1位のごまをはじめ、奄美黒糖焼酎や旬のパッションフルーツ、加工品などの販売で来場者へ喜界島をアピール。島みかんや地元の塩を使った炭酸飲料も好評で、初日から多くの人が訪れた。マルシェは4日まで開催している。
福岡市は奄美大島と直行便で結ばれた150万人都市。アジア各地へのアクセスも良く、九州の玄関口として奄美への誘客が期待される。マルシェは喜界町企画観光課が企画し、島内6事業者が参加した。
会場には農産物や黒糖、焼酎のほか、若者から近年注目を浴びるクラフトコーラや、喜界島のかんきつ類を使ったアロマオイルなど、幅広いラインナップの商品がそろった。喜界町地域おこし協力隊が手掛ける塩サイダーや島ミカン「シークー」を使ったソーダも数量限定で販売され、人気を集めた。
出店者として参加した町地域おこし協力隊の谷川理さん(40)は「サイダーは在庫分が売り切れる勢いで、驚いた。試飲して買ってくれるので、島の素材の良さを感じてもらえたと思う」と話した。
福岡県での町主催の物産展は新型コロナウイルスの流行以降初めて。喜界町企画観光課の實浩希主査(37)は「喜界島の素材は高品質でおいしい商品ばかり。人口が多いエリアで認知度を上げ、喜界島を売り込みたい」と意気込んだ。
マルシェ最終日は午前11時から午後7時まで。