自殺予防へ地域の協力を/群島各所でキャンペーン
2014年09月11日
社会・経済
「自殺予防週間」に合わせた街頭キャンペーンが10日、龍郷町と喜界町、伊仙町であった。龍郷町の大型店では名瀬保健所や奄美署の関係者が買い物客にパンフレットなどを手渡し、地域全体の協力などによる自殺のない社会の実現を訴えた。
内閣府がまとめた2013年の自殺統計によると、鹿児島県内の自殺者は412人で、奄美群島12市町村は29人(前年比6人増)となっている。
週間は10日から16日まで。龍郷町でのキャンペーンでは「ひとりで悩まないで~一人一人の大切ないのち」をキャッチフレーズに掲げ、パンフレットを約200枚配布。自殺についての基本認識として▽自殺は、その多くが追い込まれた上での死▽多くが防ぐことのできる社会的な問題▽自殺を考えている人は何らかのサインを出していることが多い―ことを説明した。