380人、島内観光楽しむ 喜界島ににっぽん丸寄港
2023年04月08日
社会・経済
喜界町の湾港に7日、大型クルーズ船「にっぽん丸」(商船三井客船、2万2472トン)が寄港した。同船の喜界島への寄港は2018年6月以来、約5年ぶり。乗客約380人が島内観光を楽しんだ。
「にっぽん丸」は6日、乗客とスタッフ計約500人を乗せて八代港を出港。7日午前9時に湾港に接岸した。
あいにくの雨天となったものの、乗客らは観光バスやシマ歩きツアーなどで島内を巡り、喜界島の魅力を体感。港の待合所内には物産ブースも設置され、乗客らは白ゴマやトマト、黒糖などの特産品を買い求めた。
天草市から夫婦で訪れた中村三千人さん(67)は「喜界島に娘が嫁いだこともあり、にっぽん丸の喜界島ツアーを知って参加した。スギラビーチや巨大ガジュマルが印象的だった。また、訪れたい」と話した。
同港には多くの住民が見学に訪れ、出港前のセレモニーではエイサーやフラダンスなども披露された。にっぽん丸は午後5時に湾港を出港、八代港へと向かった。