GWがスタート 空港混雑、行楽地にぎわい 奄美群島
2024年04月28日
社会・経済
2024年のゴールデンウイーク(GW)が27日、スタートした。新型コロナウイルスの5類移行後初めての春の大型連休。来月6日までの飛び石連休だが、中3日の平日も休むことができれば最長10連休になる。連休初日、奄美群島各島の空港は多くの観光客や帰省客で混雑し、行楽地やイベント会場も家族連れなどでにぎわった。
奄美空港(奄美市笠利町)の到着ロビーは、
大きなスーツケースを持った観光客や帰省客でごった返した。両親の還暦祝いのため、奄美市名瀬の実家へ帰省した吉田学斗さん(22)=東京都=は空港の到着ロビーで姉とおい、めいに笑顔で迎えられ「島に帰ったのは昨年8月以来。地元の友人たちともゆっくり過ごせたら」と笑顔で話した。
奄美市住用町の黒潮の森マングローブパークでは、マングローブパーク原生林をカヌーで探索するツアーが人気を集めていた。併設する奄美大島世界遺産センターでは、奄美の森を再現したジオラマや動植物の剥製を展示し、来館者は大画面の映像や音響に合わせて昼夜で移り変わる自然を疑似体験していた。
龍郷町を代表する観光スポット「ハートロック」には午後2時ごろ、干潮に合わせ家族連れやカップルなど約40人が訪れ、自然の造形美を観賞したり写真に収めたりしていた。
家族旅行で来島したという会社員の川野亮介さん(35)=神奈川県横浜市=は「奄美大島に滞在する4日間で各地を巡り、世界自然遺産の自然や地元の料理を楽しみたい」と表情を輝かせた。
日本航空(JAL)によると、奄美群島発着路線の総予約数は2万4300人で、前年比103・6%。日別のピークは下りが4月27日(予約率79・2%)と5月6日(82・5%)。上りは5月5日(78・2%)、6日(同79・4%)となっている。