奄美パーク来館13万7千人に

2019年04月12日

社会・経済 

前年度を大きく上回る来館者があった奄美パークのイベント「新春唄あしび」=1月

前年度を大きく上回る来館者があった奄美パークのイベント「新春唄あしび」=1月

 県奄美パーク(奄美市笠利町、宮崎緑園長)がまとめた2018年度の入館者実績によると、中核施設の奄美の郷と田中一村記念美術館を合わせた総入館者数は前年度を15・7%(1万8612人)上回る13万6946人だった。6年連続の増加で、同パークは「スカイマークの新規就航やNHK大河ドラマ『西郷どん』効果などが要因ではないか」と分析している。

 

 入館者数を施設別に見ると、奄美の郷8万6067人(前年度比15・1%増)、一村美術館5万879人(同16・8%増)。全体の月別の最多は12月1万3941人、最小は6月7973人。前年同月比では年度初めの4~6月の3カ月間のみ前年を下回った。

 

 奄美の郷では昨年7月、群島各島を紹介するアイランドインフォメーションをリニューアル。各島の紹介機能を充実させたほか、多言語(日英中韓)に対応。観光情報や希少な奄美固有の動植物を紹介するコーナーも新設した。パーク担当者によると、「(来館者から)とても分かりやすい」と好評を得ている。

 

 パークは奄美の文化、観光の発信拠点として県が総事業費76億円を投じて整備した。2001年9月に開園し、18年度末までに累計238万2千人が訪れている。