秋名の夜桜、幻想的に　龍郷町

龍郷町秋名・幾里集落の有志で組織する「秋幾農業創成塾」は２８日、秋名地区の県道沿いに植えられているヒカンザクラ並木のライトアップを始めた。この日はレンタカーを利用した観光客らが訪れ、幻想的な夜桜を楽しんでいた。

 

秋名幾里両地区の活性化につなげる目的で同塾が始め、今年で８回目。桜並木は、奄美市名瀬芦花部の芦花部トンネルから秋名方面へ進んだ県道名瀬龍郷線沿いに約１㌔にわたって植えられている。約２１０本のうち、秋名地区の入口付近の２０本を９個のライトで照らしている。

 

気持ちよく花見を楽しんでもらおうと、日中は同塾のメンバーらが周辺で草刈り作業を行った。恒例の点灯式は新型コロナウイルスの影響で３年連続の中止となった。

 

同塾のメンバーの一人は「今年も多くの人から問い合わせをいただいた。昼間とは一味違う表情の桜を満喫してほしい」と話した。

 

点灯は来月５日まで、午後６時半～８時半に行う。交通事故防止のため、路上駐車は控えるよう呼び掛けている。