奄美の相撲文化紹介 国体に合わせ企画展 奄美博物館
2023年10月05日
スポーツ
特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」の相撲競技開幕を前に9月30日、奄美市名瀬の市立奄美博物館で企画展「日本一土俵が多い島 奄美大島~奄美相撲の歴史・文化」(市教育委員会主催)が始まった。琉球と大和の2文化にまたがった奄美独特の相撲文化の歴史や、相撲にまつわる地域芸能、大相撲で活躍した出身力士などを紹介。10月9日には講演会もある。展示は29日まで。
展示は▽大和相撲とその起源▽沖縄相撲と海外の相撲▽奄美相撲とその変遷▽奄美出身の大相撲力士―の4章仕立てで、各テーマごとにパネルや写真で解説。沖縄相撲と大和相撲の違いとともに、奄美で相撲がどのように根付き、現代まで親しまれてきたのかが分かる内容となっている。
企画展は奄美群島日本復帰70周年と国体相撲競技(13~15日、名瀬運動公園サンドーム)を記念し実施。9日の特別講演は同館に隣接する奄美川商ホール(奄美文化センター)であり、琉球大学の津波高志名誉教授が「奄美の相撲と歴史」の題で語る。
奄美博物館の開館時間は午前9時~午後5時(入館30分前)、16日は休館。入館料は一般310円、高校・大学生150円、小中学生100円、未就学児は無料。
9日の特別講演会は参加無料で時間は午後2~4時。事前申し込み制(先着70人)。申し込み・問い合わせは電話0997(54)1210奄美博物館へ。