日本実業団男子マラソン合宿、最後に40キロ走
2019年01月16日
スポーツ
日本実業団陸上競技連合の長距離選手23人は奄美市名瀬の大川小中学校近くのロードコースで40㌔を走り込み、奄美合宿での合同練習を終えた。選手たちは温暖な気候と地元スタッフの支えなど環境に恵まれて奄美合宿で走り込み、丸亀ハーフマラソン(2月、香川県)、びわ湖毎日マラソンや東京マラソン(3月)などに向けて意欲を新たにした。
同連合は温暖な気候などに着目し、30年ほど前から奄美大島での冬季合宿を続けている。今回は7日、酒井勝充強化委員長(コニカミノルタ)、宗猛マラソンブロック長(旭化成総監督)などスタッフ12人とニューイヤー駅伝に出場した市田孝(旭化成)、早川翼(トヨタ自動車)、佐藤悠基(日清食品グループ)など将来を期待される選手26人が来島した。
期間中、選手たちは五輪を視野に龍郷町と奄美市を拠点に毎朝の15キロ走をはじめ、30キロ、40キロ、20キロのインターバルを精力的にこなした。合宿最終日の16日は所属チームごとに走り込み、帰路に就く。
奄美合宿の主将を担当した早川選手(28)は「初めての奄美合宿。全国大会に出場している選手と一緒に練習していい刺激を受けた。次はびわ湖毎日マラソンに出場する。合宿の成果を発揮したい」と話した。
現役時代、ロサンゼルス五輪(1984年)など国内外の大会で活躍した宗マラソンブロック長(66)は「温暖な奄美の地で地元スタッフの支えもあり、いい合宿ができた。今は2020年のオリンピックに向けた重要な時期。選手たちにはそれぞれの大会で頑張ってほしい」と話した。