里綾実投手が表敬訪問 侍ジャパン女子日本代表 奄美市

2023年09月21日

スポーツ

安田壮平市長を表敬訪問した里綾実投手(右)=20日、奄美市名瀬の奄美市役所

広島県三次市の三次きんさいスタジアムで13日から17日まで開かれた女子野球の第9回ワールドカップ(W杯)1次リーグBグループに、日本代表として出場した奄美市名瀬出身の里綾実投手(33)が20日、安田壮平市長を表敬訪問した。W杯予選にあたる同大会で、日本代表チームは5戦全勝し首位通過。里投手は2024年にカナダで行われるW杯ファイナルステージに向け「代表メンバーに入り、いい結果を報告したい」と力強く語った。

 

里投手は金久中卒。小学3年生で喜界島の少年野球チーム「ガッツ喜界」に入団し本格的に野球を始めた。神村学園高等部、尚美学園大卒業後、13年にプロ入り。現在、埼玉西武ライオンズレディースに所属している。

 

10年から6大会連続でW杯日本代表に選出され、14年以降3大会連続でMⅤPに輝くなど、日本を代表する選手として活躍。今大会では2試合に出場し、計4イニングを無安打無失点に抑える活躍を見せた。

 

W杯7連覇へのプレッシャーがかかった試合を振り返りながら「2年前に始めた奄美での自主トレーニングでレベルアップできたと実感している。良い結果を残せてうれしい」と笑顔。

 

「共に大会に出場した泰美勝(たいみか)選手(瀬戸内町出身)ともオフシーズンに島で野球教室ができたらいいね、と話している。(日本の)女子野球の普及に取り組みながら、島の子どもたちにも目標を持ち挑戦を続けていく大切さを伝えたい」と話した。

 

安田市長は「里さんは島の誇りであり、島のチームや子どもたちを鼓舞する存在。ファイナルリーグでの活躍を願っています」と激励した。