6人乗りカヌーで挑戦 宝島―奄美 100キロ航海 アマニコアウトリガーカヌークラブ
2022年09月02日
スポーツ
奄美市名瀬の朝仁海岸を拠点に活動する「アマニコアウトリガーカヌークラブ」(白畑瞬キャプテン)は8月27日、6人乗りカヌーで十島村宝島から奄美大島へ約100キロの航海に挑戦した。手こぎ舟で島を行き来していた先人の苦労に思いをはせ、こぎ手16人が交代で乗り込み、約9時間かけて同海岸に到着した。
奄美群島日本復帰60周年の年に、白畑キャプテンの単独航海からチャレンジが始まった。沖縄―奄美大島、奄美大島―喜界島などの航海を経て、来年は復帰70年を記念し、メンバーと共に宝島から県本土を目指す予定という。
今回は20~60代の男女が参加。奄美大島12人、宝島青年団4人で挑んだ。当初は奄美大島から宝島を目指す予定だったが、天候の影響で変更した。午前6時に宝島を出発し、午後3時に朝仁海岸にたどり着いた。
カヌーのアジア選手権で優勝経験もある白畑キャプテン(37)は「これまでの航海の中で最大の難所だった。北風を受けて黒潮を横切るのは大変だったが、みんなでこぎ進めて成功できた」と喜び、「今後もカヌーで島々をつなぎ、交流を深めていきたい」と語った。