選抜開幕まで2日、調整順調 大島高、関西チームと練習試合も

2022年03月16日

スポーツ

練習試合前のウオーミングアップは入念に=10日(大島高校野球部提供)

第94回選抜高校野球大会は18日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。2014年以来、8年ぶり2度目の出場となる奄美市名瀬の大島高野球部の部員らは9日に関西入り。甲子園球場近くにある宿を拠点に関西のチームと練習試合に臨み、22日の初戦に向けて調整を進めている。

 

野球部は関西入りした9日、早速、甲子園球場の外野スタンド内にある甲子園歴史館を見学してモチベーションを高めた。翌日からは練習試合で実践感覚を磨いている。

 

チームのムードメーカーでベンチメンバーを支える嶺塁守さん(新3年)は「歴史館に飾られた大島のユニホームが印象に残った。少しだけ見ることができた球場は広くてきれいで感動した。自分は今回、練習試合に出場する機会は少ないけど、ベンチで大きな声で応援したり声出ししたりしてチームを盛り上げている。みんな結構調整はうまくいっていると思う」と話した。

 

マネジャーの國分咲希さん(新3年)は「みんなで同じ乾燥機を回さないといけないので、洗濯も夜遅くまで時間がかかり大変」と苦笑。これまでの豊富な長期遠征の経験を生かし、部員らのコンディション維持に努めていた。

食事もトレーニング。完食するまで終わらない=10日、西宮市の宿舎(大島高校野球部提供)