宇検で時間66㍉ 住家1棟が浸水被害 奄美各地で大雨

2022年06月07日

自然・気象

 奄美地方は6日、梅雨前線の影響により各地で大雨となった。県が設置した雨量計によると、1時間雨量は宇検村で午前7時半までに66㍉、奄美市住用町で午前7時50分までに53㍉の非常に激しい雨を観測した。大雨に伴い、宇検村田検で住家1棟が床下浸水の被害を受けたほか、瀬戸内町加計呂麻島の県道安脚場実久線で崩土が発生し、一時通行止めとなった。

 

名瀬測候所によると、奄美地方を南下した梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となった。

 

1時間雨量は瀬戸内町古仁屋で48㍉、奄美市名瀬で37㍉、同市笠利町で32㍉、喜界町で31・5㍉の激しい雨、与論町で29・5㍉の強い雨を観測した。

 

7日は梅雨前線が沖縄地方まで南下し、奄美地方の天候は回復する見込み。