マーシャル諸島の学生と交流 喜界の児童生徒

スクリーン画面を見ながら、マーシャル諸島大の学生とオンラインで交流する喜界島の児童生徒=29日、喜界町役場多目的ホール

スクリーン画面を見ながら、マーシャル諸島大の学生とオンラインで交流する喜界島の児童生徒=29日、喜界町役場多目的ホール

 喜界町役場とマーシャル諸島大学が29日、オンラインで結ばれ、町内の小学生や高校生ら23人が海外の大学生と交流した。児童生徒らは、同じサンゴ礁の島で育った学生らとエールを交換して喜界島の魅力を再認識。英会話を楽しみながら視野も広げた。

 

 コロナ禍でも、夢や志を育んでもらおうと、喜界町教育委員会が月1回主催している家庭学習サポート教室「やる気塾」で実施した。海外とのオンライン交流は、グローバル人材育成教育学会(東京)の内田富男明星大学教授が喜界島を研究し、マーシャル諸島大学に教え子がいる縁で実現。東京を含む3カ所をオンラインで結んだ。

 

 町役場のスクリーンにマーシャル諸島大学の学生が映し出されると、喜界高校の生徒が交代で、喜界島が北限の日本最大のチョウ・オオゴマダラ、島特産の白ごまや奄美黒糖焼酎などについて英語で伝えた。

 

 マーシャル諸島大学からは、同諸島が南太平洋にあるサンゴ礁の島で喜界島と似た環境であるとの説明があった。ココナッツの葉でお皿を編む作業の実演や国歌を歌う場面もあり、児童生徒の好奇心をくすぐった。

 

 児童たちは「ヤックエ」(こんにちは)と同諸島の言葉で元気にあいさつ。食生活やコロナの影響などについて、喜界高校の教諭や生徒のサポートを受けながら一生懸命に英語で質問した。「伝統的なダンスを教えて」と問い掛けられて、八月踊りを披露する場面もあった。

 

 喜界小3年の久保喜代人君(8)は「英語にいっぱい触れられて楽しかった」、喜界高校の男子生徒は「喜界島の文化を伝え、マーシャル諸島のことを知ることができていい機会になった」と話した。

 

 町教育委員会は、マーシャル諸島大学とのオンライン交流を継続していく考え。