奄美から大賞をダブル受賞  かごしま・まち・人・デザイン賞

ガジュマルの前で天皇、皇后両陛下に民謡を披露する国頭小の児童=2017年11月、和泊町

ガジュマルの前で天皇、皇后両陛下に民謡を披露する国頭小の児童=2017年11月、和泊町

 県は8日、地域の個性を生かした魅力的な景観をつくる「第5回かごしま・人・まち・デザイン賞」の受賞者を表彰した。景観づくり部門の大賞に「日本一のガジュマルと共生する地域」(和泊町)、都市デザイン部門の大賞にカトリック名瀬聖心教会(奄美市)が選ばれた。2013年度の創設以降、奄美関係の大賞は9組中4組となった。

 

 今年は景観づくり部門に16件、都市デザイン部門に35件の計51件の応募があった。自然との調和や美しい景観などをポイントに、まちづくりや建築の専門家ら8人が審査した。

 

 大賞2件、優秀賞4件、奨励賞2件を選び、「フクギ並木などの景観を生かした地域づくり」(大和村)が景観づくり部門の優秀賞に輝いた。

 

 ガジュマルは国頭小学校の第1回卒業生が植樹し、今年で120年になる。地域を挙げた保存活動が認められ、森田郁朗校長は「保護者や住民、教職員らが大切に守ってきた木。受賞は子どもたちの誇りになる」と話す。

 

 名瀬聖心教会は昨年夏に改修した。デザインのほか、「歴史や宗教的な重みが形になっている」と評価された。工事をした松元組の松元利道代表が表彰状を受け取り、「思いがけない受賞。建物への思い入れもあり、いい出来栄えになった」と喜びを語った。

 

 その他の被表彰者は次の通り。

 【景観づくり部門】▽優秀賞 坊津八景の伝承活動▽奨励賞 丸池湧水の保存活動

 【都市デザイン部門】▽優秀賞 塩や、 咲耶島▽奨励賞 本坊酒造㈱津貫蒸留所・寶常

都市デザイン部門で大賞に選ばれたカトリック名瀬聖心教会

都市デザイン部門で大賞に選ばれたカトリック名瀬聖心教会