鹿児島市で奄美の写真展始まる 世界自然遺産1周年記念で

2022年07月20日

世界自然遺産

写真家3氏が奄美の魅力を語った写真展「奄美悠久の自然と文化」のオープニングトーク=19日、鹿児島市

「奄美・沖縄」の世界自然遺産登録1周年記念写真展「奄美悠久の自然と文化」(県写真協会主催)が19日、鹿児島市の商業施設・マルヤガーデンズで始まった。県内の写真家41人が奄美の有人8島を舞台にカメラで収めた作品計210点がずらりと並び、来場者の目を引いている。8月2日まで。

 

展示しているのは奄美の自然と文化にスポットを当てた写真で、奄美大島と徳之島在住の写真家20人と、鹿児島市在住の写真家21人が作品を寄せた。

 

初日は同協会会長で奄美観光大使の村上光明氏、奄美大島で活動する写真家の浜田太氏と興克樹氏によるオープニングトークがあり、村上氏が「昨年の自然遺産登録後に開催したかったが新型コロナウイルスの影響で開催できなかった。写真家の皆さんの作品を通して奄美を体感していただけたらうれしい」とあいさつした。

 

3氏は撮影時のエピソードを交えながら、奄美で守り受け継がれていた自然、文化の多様性の魅力を解説。自然を相手にカメラを向け続けてきた長年の活動を通じ、自身が感じた大気汚染や外来種による自然環境の変化などにも触れた。

 

写真展の開催期間中は24日に島唄コンサート、26日に絵本アマミノクロウサギ朗読会と村上氏のトークショー、31日には浜田氏の講演会を計画している。入場料は500円(中学生以下無料)。開場時間は午前10時から午後6時まで。