建設業者らが外来種駆除 アメリカハマグルマ回収 龍郷町赤尾木

2018年12月20日

アメリカハマグルマの駆除作業に汗を流す参加者=19日、龍郷町赤尾木

アメリカハマグルマの駆除作業に汗を流す参加者=19日、龍郷町赤尾木

 龍郷町赤尾木で19日、緊急対策外来種のキク科の植物アメリカハマグルマの駆除作業があった。町内外の建設業者と町役場の職員ら10数人が参加。道路沿いに茂った株を手作業で引き抜き、家庭用のごみ袋で55袋分を回収した。

 

 アメリカハマグルマは周辺の植物に茎を絡ませながら広がり、光合成を抑制することで在来植物を駆逐する。生態系や生物多様性への影響が大きく、緊急性が高いことから、積極的に防除を行う必要がある緊急対策外来種に選定された。

 

 駆除作業は赤尾木地区で配水池新設築造工事を請け負う4業者が地域貢献活動の一環で実施。現場近くの国道、町道沿いの2カ所で作業に汗を流した。

 

 町生活環境課の岡江敏幸課長は「2020年の世界自然遺産登録に向けて、企業や民間団体と協力して外来種の防除に取り組みたい」と話した。