異なる文化楽しむ 沖永良部島と奄美大島の歌い手共演 和泊町「島唄の響演」

2022年11月10日

芸能・文化

沖永良部島と奄美大島の歌い手などが共演した「島唄の響演」=6日、和泊町

【沖永良部総局】「島唄の響演」(和泊町芸術文化推進実行委員会主催)は6日、和泊町のあかね文化ホールであった。奄美大島の唄者と沖永良部島の民謡歌手や団体が出演。島唄、琉球民謡、舞踊、太鼓など多様な文化、音楽で多くの来場者を魅了した。

 

前半の舞台は山下民謡研究所の沖縄民謡で開幕。「ゆーはらんばんど」(知名町)の演奏、琉球國祭り太鼓沖永良部支部のエイサー、前田浩樹さん(和泊町)の琉球舞踊など多彩なステージ発表が繰り広げられた。

 

後半は和泊町出身で沖縄県立芸術大学生の森田敬太さんが登場。「上り口説」「前の浜」などの三味線演奏に合わせて、大学の友人と一緒に琉球舞踊を披露し、舞台に華を添えた。

 

続いて奄美大島から出演した平田まりなさん、前山真吾さんが「朝花節」「豊年節」「稲すり節」「よいすら節」「くるだんど節」など同島の島唄を披露。曲の合間には、奄美大島と沖永良部島の方言、三味線、民謡に違いがあることや、同じ奄美大島でも平田さんは北部のカサン唄、前山さんは南部のヒギャ唄と異なる文化の多様性を紹介した。