あすから共通テスト コロナ5類移行後初 大学入試 大島高会場で293人受験
2024年01月12日
子ども・教育
2024年度大学入学共通テストは13、14の両日、全国668の試験場で実施される。奄美群島の試験会場となる奄美市名瀬の県立大島高校では試験本番を控えた11日、机に向かって受験勉強に追い込みをかける生徒たちの姿が見られた。
共通テストは大学入試センター試験を前身とし、21年から開始。今年で4回目を数え、新型コロナウイルスの5類感染症移行後は初の実施となる。
試験は高校段階の基礎的な学習の達成度を判定することが目的。今年は864校の国公私立大学・短期大学などが同試験の成績を合否判定に利用する。
大学入試センターによると、志願者は昨年より2万668人少ない49万1913人。このうち今春高校などを卒業予定の現役生は41万9533人で、全体の85・3%だった。志願者数が50万人を切るのは、大学入試センター試験時の1992年以来、32年ぶり。
県内唯一の離島会場となる大島高校では、293人が受験を予定している。
文部科学省は1日に石川県で発生した能登半島地震を受け、同県に新たな追試験場を設置すると発表。自然災害や事件など不測の事態に備え、受験生の安全対策に関する注意事項も全国の各大学と大学入試センターに通知している。