大きくなぁれ! サクナー植え付け 喜界町早町小
2023年06月02日
子ども・教育
喜界町立早町小学校(長田正浩校長)の4年生は25日、島内でサクナー(和名・ボタンボウフウ)の植え付けを体験した。喜界島薬草農園(石原健夫代表取締役)が協力。児童は島の食文化を土に触れながら学んだ。
サクナーはセリ科の植物で、喜界島では海岸の岩場などに自生している。天ぷらの食材として人気があり、近年健康食品の原料としても注目されている。
植え付け体験は薬草農園の農場で実施。サクナーについて、濵田隼工場長は①潮風に強く、栄養価が高い②10センチほどの苗に育つまでに3~4カ月かかる③うまく育つと4年間くらい収穫ができる―などと説明。児童は1時間半ほどかけて、約50平方メートルの畑に約170の苗を植えた。
三島大洋君(9)は「収穫までに1年ちょっとかかることにビックリした」、倉橋奏海さん(9)は「土が柔らかくて楽しかった。大きく育ってほしい」と笑顔で話した。
苗は一部持ち帰り、校内でも栽培する。2月には収穫体験を実施する予定。