島で働く楽しさ伝える 制服着用、乗り物体験も おしごとテーマパーク 奄美市
2023年03月14日
子ども・教育
子どもたちがさまざまな仕事を体験する「おしごとテーマパーク」が12日、奄美市名瀬のなぜまち商店街であった。伝統産業の大島紬に関わる仕事、自然や治安を守る仕事など18の体験ブースがあり、多くの家族連れでにぎわった。
島で働く楽しさや魅力を子どもたちに伝えようと奄美市が2015年度から実施している。企画・運営はあまみエフエムが受託。今回は各種体験活動に延べ約1800人が参加した。
職業体験コーナーでは、子どもたちが大島紬の機織りや介護、ラジオ放送、警察官が行う鑑識の指紋採取などさまざまな仕事に挑戦。それぞれの仕事内容について、担当者から説明を聞いて理解を深めた。
警察官や自衛官、客室乗務員の制服着用体験もあったほか、会場では消防車やパトカー、白バイ、大型バス、軽装甲機動車など特殊車両にも試乗でき、各ブースには来場者が長蛇の列を作った。
全部の乗り物体験に参加したという吉田颯真君(節田小4年)は「サイレンを鳴らしたり、マイクでアナウンスをしたりしたのが楽しかった」と笑顔。弟の結人君(同1年)も「パトカーが楽しかった。(将来は)警察官になりたい」と体験を楽しんだ様子だった。