接遇マナーなどを学ぶ 大島北高生

2018年08月25日

子ども・教育

講師の浦口さんにお辞儀の仕方を習う大島北高の生徒ら=24日、奄美市名瀬の奄美看護福祉専門学校

講師の浦口さんにお辞儀の仕方を習う大島北高の生徒ら=24日、奄美市名瀬の奄美看護福祉専門学校

  奄美市笠利町の県立大島北高校(新山剛校長)は24日、同市名瀬の奄美看護福祉専門学校で体験授業を行った。情報処理科の1、2年生29人が参加。専門学校の講師から職場で求められるコミュニケーション能力やマナーを学び、将来の進路についての意識を高めた。

 

 体験授業は奄美市の「魅力ある学校づくり支援事業」の一環。両校が連携協力した。奄美看護福祉専門学校の医療秘書学科の浦口真奈美さん、こども・かいご福祉学科の谷村志寿江さんが「相手の立場にたった接遇マナー」と「コミュニケーション技術」をテーマに授業を展開した。

 

 浦口さんは「接遇はおもてなしで、相手に居心地の良い状態を提供するもの。マナーから一歩踏み込み、型から外れることもある」と説明した。

 

 谷村さんは、①自己知覚②受容③傾聴―の3点がコミュニケーションで重要と話し、「相手を知るより先に自分を知って」とアドバイスした。

 

 受講した2年の竹田愛梨さん(16)は「アルバイトで電話を取ることもあるけど見よう見まねで覚えたもの。今回授業で復習できてよかった」、2年の川畑美晴さん(17)は「相手は自分と違うことが分かれば思いやりが持てると思う。復習にもなったし改めて感じることもあって学びが多かった」と話していた。