自然や人、動物生き生きと 卒業制作の壁画完成 奄美市住用小

2023年03月19日

子ども・教育

奄美市住用町の住用小学校(山美奈子校長、児童18人)で17日、5、6年生8人が取り組んだ卒業制作の壁画完成お披露目会があった。制作に協力した画家のミロコマチコさん(龍郷町芦徳在住)や地域住民ら約30人も参

壁画(上)の完成を祝った完成お披露目会=17日、奄美市の住用小学校

加。「住用のあそびば」と題された壁画には、自然や人、動物たちが生き生きと描かれ、児童らは満面の笑みをうかべて完成を喜んだ。

 

壁画の制作は総合的な学習の一環。「人口が減り元気が少なくなってきた住用を明るくし、元気を届けたい」と1月に始めた。ミロコマチコさんの作品を鑑賞した児童らが手紙を送り、絵の指導を依頼。2月14日にはミロコマチコさんが来校し児童らにアドバイスした。その後もメールで制作中の絵を送り、助言を受けたという。

 

完成した壁画を前に、ミロコマチコさんは「この絵を見た人はみんな笑顔になると思う。これからも好きなことを見つけて大切にしてほしい。暮らしの中には小さな幸せがたくさんある。もっともっと楽しい日々を過ごしてください」と児童たちへ言葉を贈った。

 

6年生の泉彩羽さんは「最初は失敗しないか心配だったが、アドバイスの通り色を重ねたら生き生きとした絵になり驚いた。描いているうちにみんな自然に笑顔になっていた」と振り返った。

 

お披露目会に参加した住用中3年の所﨑佳乃さんは「壁画はとても生き生きして、住用の自然を上手に表現している。受験勉強の疲れも吹き飛び元気になれた」と笑顔で話した。

完成した壁画は校舎正面玄関に展示されている。