自転車の交通ルール学ぶ 模擬装置で運転体験も 篠川小
2022年06月17日
子ども・教育
瀬戸内町の篠川小中学校(吉鶴正樹校長、児童生徒10人)で15日、小学生7人を対象とした交通安全教室があった。児童らは自転車の仕組みや点検について学び、シミュレーションで交通ルールを確認した。
離島の児童生徒らの交通安全意識を高め、事故防止を図ろうと、県交通安全協会が実施。奄美大島では14~16日の3日間に島内の4小中学校で開いた。同島での実施は今回が初めて。同協会(川畑英樹理事長)安全指導課の担当者ら3人が務めた。
篠川小中の児童らはまず、自転車の各部位の役割と点検方法を学び、道路上で走行する位置や一時停止の標識なども確認。交通ルールについて説明した金澤泰人安全指導係長(62)は「自分でしっかり安全を確認すること。大事な命を守るため、ヘルメットも必ずかぶって」と呼び掛けた。
後半、児童らは自転車シミュレーター装置を使い、さまざまな道路状況での運転を体験した。モニター上では、人の飛び出しや大型自動車による巻き込みなども発生。児童らは曲がり角で慎重に周囲の状況を確認したり、横断歩道を渡る際に自転車を降りて押すなど、安全運転を実践した。
6年生の武田芽依さん(11)は「(シミュレーションでは)人がいっぱいいてよけるのが難しかった。これからは止まるときに備えてゆっくり走るよう心がけたい」と話した。