2日間の日程、無事終了 公立高校入試 大島学区は627人受験

2022年03月05日

子ども・教育

学力検査の全日程を終え、会場を後にする受験生たち=4日、奄美市名瀬の県立大島高校

県内公立高校の2022年度入学者選抜学力検査は4日、各会場で社会、数学の学力検査と面接があり、予定通り2日間の日程を終えた。学力検査定員1万1260人に対して8873人が受験。全日制と定時制を合わせた最終受験倍率は0・79倍となり、12年連続で1倍を下回った。受験者が1万人を切るのは5年連続。大島学区は学力検査定員1026人に対して627人が受験し、最終受験倍率は0・61倍だった。

 

学力検査は、全日制67校151学科と定時制2校3学科で行った。連携型中高一貫教育校の喜界(普通、商業)は出願者がおらず、実施しなかった。

 

県教育委員会によると、県全体の最終出願者は9187人で、最終的に314人が欠席。うち新型コロナウイルス感染症に絡む欠席者は30人だった。

 

学校・学科別の最終受験倍率は全日制で①鹿児島南(商業)1・49倍②鹿児島水産(海洋)1・45倍③鶴丸(普通)1・42倍④武岡台(情報科学)1・41倍⑤鹿児島中央(普通)1・38倍の順に高かった。全日制62校128学科と定時制2校2学科で定員を割った。

 

大島学区の学校・学科別の最終受験倍率は▽大島(普通)0・81倍▽奄美(機械電気)0・29倍▽同(商業)0・65倍▽同(情報処理)1・18倍▽同(家政)0・85倍▽同(衛生看護)0・43倍▽大島北(普通)0・65倍▽同(情報処理)0・68倍▽古仁屋(普通)0・24倍▽徳之島(普通)0・66倍▽同(総合)1・03倍▽沖永良部(普通)0・65倍▽同(商業)0・75倍▽与論(普通)0・03倍▽奄美定時制(商業)0・15倍。

 

新型コロナの影響で学力検査を欠席した場合、14日の追加選抜の対象となる。同様に追加選抜も受けられない受験生について、県教委は調査書など書類による選考も可能としている。

 

合格者は16日午前11時以降に発表される。第2次入学者選抜の出願期間は22日から23日正午まで。24日に面接や作文などを行い、25日午後2時以降に合格者を発表する。