ALTと英語で交流 児童生徒が体験活動に挑戦 コミュニケーションにも磨き 天城町

2022年08月23日

子ども・教育

子どもたちに調理法を指導するALTのオーガスト・フクロッタさん(左)=22日、天城小

【徳之島総局】天城町教育委員会などが主催するイングリッシュ・サマー・キャンプが22日、同町の天城小学校で開かれた。小学生2人、中学生9人が参加。島内で勤務する外国語指導助手(ALT)ら4人の指導の下、さまざまな体験活動に挑戦して英語力とコミュニケーション能力に磨きを掛けた。

 

英語力向上を目的に開催している恒例行事で、2年ぶりの開催。例年は宿泊しながら丸1日をかけて英会話を学ぶが、今年は島内で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから日程を半日に短縮した。

 

キャンプ中の会話は英語で話すルールの下、ゲーム、工作など各種体験を通して英会話能力の向上を図った。昼食のカレーづくりでは調理用具や食材の英単語を学びながら調理や食事を楽しんだ。

 

神戸で英会話教室を開いているイタリア出身のディーノ・タンブリーニさん(59)は、妻が天城町2世であることが縁となってキャンプに参加。「子どもたちは最初は恥ずかしがっていたけどだいぶ慣れてきた」と話し、「文法などの間違いは気にせずとにかく話してみることが上達のこつ」と助言した。

 

受講した勝尾姫和さん(北中1年)は「英語をもっと上手になりたいと思って参加した」と話し、「発音は難しいし、相手に伝わるかどうか不安で恥ずかしいけど、ALTの先生たちといろいろなお話できるように頑張りたい」と力を込めた。