奄美大島5首長が緊急共同メッセージ
2020年04月19日
政治・行政
奄美大島で初の新型コロナウイルス感染者が確認されたことを受けて島内5市町村の首長は18日、緊急共同メッセージを発信した。島外在住者や島民に対して不要不急の帰省や旅行を極力避けるよう求めるとともに、必要最小限の活動を除き外出を自粛するよう呼び掛けた。県へ医療体制の確保などを文書で要望する意向を示した。
同日午前10時から奄美市役所で奄美大島新型コロナウイルス感染症対策本部会議(会長・朝山毅市長)を開催後、5市町村長がそろって記者会見した。
メッセージでは①島外から島内(加計呂麻島、請島、与路島含む)、島内から島外への不要不急の帰省や旅行は極力避ける②医療機関受診や職場への出勤、買い物など必要最小限の活動を除き、外出を自粛③小まめな手洗い、せきエチケット、密閉・密集・密接の三つの密を避ける④感染者や医療関係者、家族の風評被害につながる行動を慎む―の4項目への協力を強く呼び掛けた。期間は緊急事態宣言期間の5月6日まで。
各自治体の公式ホームページや防災行政無線、FMラジオなどで広く周知する。
県に対して要望書を提出することも明らかにした。内容は医療体制の確保や空港・港の水際対策強化、迅速な情報提供など。時期について朝山市長は「週明けにも」と語った。