奄美9市町村88人 県全体は498人 新型コロナ
2022年06月02日
政治・行政
県と鹿児島市は1日、新たに498人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。奄美群島在住の感染者は1市7町1村で計88人だった。また、和泊町の会食で新たにクラスター(感染者集団)発生が認定された。奄美でのクラスター発生は5月6日発表の伊仙町(屋内スポーツイベント)以来。
奄美在住の新規感染者は、奄美市28人(10歳未満から60代の男女)、伊仙町21人(10歳未満から90歳以上の男女)、徳之島町20人(10歳未満から70代の男女)、瀬戸内町6人(10歳未満から70代の男女)、天城町4人(30代から90歳以上の男女)、和泊町4人(10代から70代の男女)、龍郷町3人(10代から40代の男女)、大和村1人(10歳未満女児)、知名町1人(20代男性)。
和泊町で発生したクラスター関連の感染者は、いずれも薩摩川内市在住の女性6人(60~70代)。県によると、10人程度で沖永良部島を訪れていた。同町内にある飲食店での会食時や島内移動中にマスク着用が一部不十分だったほか、会食中に参加者同士が密になる状況があったという。
新規感染者が多かった県内自治体は鹿児島市191人、霧島市86人、鹿屋市25人、姶良市19人など。県外は1人だった。県内では和泊町のほか、出水市の学校、霧島市の学校と医療機関でもクラスターが発生した。
感染者の累計は8万3302人。5月31日現在、医療機関に185人が入院し、537人が宿泊療養、2822人が自宅待機している。重症者はおらず、酸素投与が必要な中等症者は26人。