新町誌刊行に向け審議 資料活用について意見も 和泊町

2022年10月04日

政治・行政

新町誌の発行部数や資料の活用について意見交換した第3回和泊町の歩み編さん事業審議会=3日、和泊町役場

第3回和泊町の歩み編さん事業審議会(会長・永野利則議長、委員15人)が3日、和泊町役場会議室であった。現町誌の続編となる「和泊町の歩み」編さんへ向け、予算や発行部数などの事業計画について審議。編さん作業での資料集約に関して執筆者からは「編さんを機に、資料や公文書の保存管理についての検討も必要だ」などの意見があった。

 

町誌編さんは町制施行80周年記念事業の一環。刊行から36年が経過した現町誌の内容を再検証するとともに、新たな地域史研究の成果なども反映させ、2023年度末の刊行を目指す。

 

会合では編さん事業事務局から装丁や価格、発行部数について仮見積もりの説明があり、配布・販売数の予想を基に委員らが審議した。現段階では千冊の刊行を予定し、23年度初旬に正式に決定する。

 

保存管理について意見があったのは、編さんに伴って取得する資料や研究者の執筆記事、町の公文書、過去の新聞記事など。今後の活用も視野に入れた取り組みを求める声があった。

 

第4回編さん事業審議会は来年3月に開催予定。今月21日は第5回編さん委員会を開く。