陸自170人奄美入り 「奄美警備隊」発足準備へ 奄美市
2019年03月16日
政治・行政
26日に発足する陸上自衛隊「奄美警備隊」(仮称)の奄美駐屯地と瀬戸内分屯地の隊員約170人は15日、民間のチャーター船と定期船の2陣に分かれ続々と奄美大島入りした。夜明け前の暗い中、茶色の自衛隊車両約100台が粛々と駐屯地と分屯地に向かった。
15日午前0時すぎ、フェリーをチャーターした陸自隊員が名瀬港入り。奄美警備隊の隊長となる平田浩二1等陸佐をはじめ、隊員約140人、車両80台が奄美大島に降りた。
続いて午前4時半には定期船に乗船した隊員約30人と車両20台が、自衛隊車両で各施設へ移動した。
港には自衛隊の配備に反対する団体や、警戒する警察官が隊員の動きを見守ったものの、目だった動きはなかった。
駐屯地と分屯地を合わせた隊員総勢560人のうち、180人はすでに奄美入りしており、今後隊が発足する26日までに210人が随時奄美入りする。また、瀬戸内町節子の瀬戸内分屯地司令には古場太佑3等陸佐が就任する。