5月7日付で解散へ コロナ、5類移行受け 「警戒レベル」も終了 奄美大島対策本部会議
2023年04月22日
政治・行政
島内5市町村長でつくる奄美大島新型コロナウイルス感染症対策本部会議(会長・安田壮平奄美市長)の第15回会議が21日、奄美市名瀬の市民交流センターであった。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5月8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に変更されることを受け、同会議を5月7日付で解散することを決めた。奄美大島独自に行ってきた「コロナ警戒レベル」の運用も同日付で終了となる。
奄美大島感染症対策本部会議は2020年4月10日に第1回会議を実施。奄美空港、名瀬港、佐大熊港での体温検査・追跡調査や、旅行者と住民へ向けた予防啓発、県への要望活動などを行ってきた。緊急共同メッセージは計25回発出した。
出席した首長らはこれまでの活動を振り返るとともに、今後も状況に応じて5市町村での連携体制を活用することを確認。安田市長はあいさつで「5月8日の5類移行後もウイルスが無くなるわけではない。感染症に強い島づくりに向け、経験や教訓を受け継いでいく必要がある」と述べた。同会議は5月7日付で最後の共同メッセージを発出する予定。